先日、家内が「ちょっと変わったお米を買ってきたよ」と言いながら、もち玄米なるものを取り出しました。正直なところ、炊き上がる前から見た目を見て、心の中では「う~ん……」という感じ。玄米特有の色合いに、もち米らしい存在感も加わって、白米に慣れた目にはあまり食欲をそそらないのが本音でした。
炊き上がって茶碗によそわれた姿も、やっぱり見た目は地味。白くつやつやしたご飯とは違って、少し茶色がかっていて、素朴というか、健康志向全開という印象です。正直、味もそれなりなんだろうな、と期待値はかなり低めでした。ところが、一口食べた瞬間、その考えはあっさり覆されました。
とにかく、もちもち感がすごいんです。さすがもち米が入っているだけあって、噛んだときの弾力が心地よくて、口の中でお米が一体になる感じがたまりません。玄米の香ばしさもあって、噛めば噛むほど味が広がっていくのが分かります。これは見た目で判断してはいけないやつだな、と素直に反省しました。
家内は「体にもいいらしいよ」とさらっと言っていましたが、そんな情報がなくても、純粋に美味しいと思えるのが嬉しいところです。白米のおかずがそのまま合うのはもちろん、シンプルにご飯だけでも満足感がありました。気がつけば、おかわりしていて、自分でもちょっと驚きです。
これまで玄米というと、健康には良さそうだけど、食感が苦手、というイメージが強かったのですが、もち玄米はその印象をいい意味で裏切ってくれました。見た目は控えめでも、味と食感は主役級。家内がまた買ってきたら、今度は文句なしで大歓迎です。新しいご飯の定番になりそうな予感がしています。
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