最近、「40歳からのプログラミング入門」という講座の存在がどうしても気になっています。年齢を重ねるにつれて、新しいことに挑戦する勇気が少しずつ薄れていくような気がしていましたが、この講座のタイトルを目にすると、まだまだ自分にも可能性があるのではないかと心が揺さぶられます。
とはいえ、ふと「50歳になっても大丈夫なのだろうか」という不安も頭をよぎります。若い人たちが次々と新しい技術を身につけて活躍している姿を見ると、どうしても自分との距離を感じてしまうのです。
しかし、リスキリングという言葉が社会に広がり、年齢に関係なく学び直しが推奨されている今だからこそ、プログラミングを学ぶことは決して遅くないのではないかと思い始めています。
プログラミングスキルを身につけることは、単に新しい技術を覚えるという以上の意味があるように感じます。論理的に物事を整理し、問題を解決する力を養うことができると聞くと、これまでの仕事や生活で培ってきた経験とも自然に結びつきそうです。
例えば、日常の中で「もっと効率的にできないかな」と思う場面は多々ありますが、プログラミングを学べば自分で仕組みを作り出すことができるかもしれません。そう考えると、学び直しは単なるスキルアップではなく、生活そのものを豊かにする可能性を秘めているように思えてきます。
もちろん、学び始めるには勇気が必要です。新しい言語を覚えるのは簡単ではないでしょうし、最初はエラーの連続で心が折れそうになるかもしれません。それでも、少しずつ理解が積み重なり、自分の手で「Hello, World!」を表示できたときの達成感は、年齢に関係なく大きな喜びになるはずです。
むしろ、40代や50代だからこそ、焦らずに一歩ずつ進める強みがあるのではないでしょうか。若い頃のように「すぐに結果を出さなければ」と焦るのではなく、じっくり腰を据えて学ぶ姿勢が、長い目で見れば大きな力になると思います。
気がつけば、プログラミングを学ぶことは「できるかどうか」ではなく「やってみたいかどうか」という問いに変わってきました。年齢を理由に挑戦を諦めるのは簡単ですが、挑戦することで得られる新しい視点や可能性を考えると、むしろ今こそ始めるべきなのかもしれませんね。


