先日、職場の20代の部下から「転職することにしました」と報告を受けました。
正直、驚きました。
仕事ぶりも真面目で、周囲との関係も良好だったから、まさかそんな話が出るとは思っていませんでした。
「転職先、どうやって見つけたの?」と聞いてみたら、「20代専門の転職サイトがあるんですよ」と、さらっと言われてさらにびっくり。
そんなピンポイントなサービスがあるなんて、知りませんでした。
20代向けに特化していて、未経験歓迎の求人や、キャリアの方向性に悩む人向けのサポートも充実しているらしい。
思わず、自分の20代を思い出してしまいました。
あの頃は、転職といえば「リクナビ」「マイナビ」くらいしか知らず、どこもかしこも「即戦力」「経験者優遇」の文字ばかりで、未経験で挑戦したい業界があっても、なかなか門が開かず、結局は今の業界に落ち着きました。
もちろん、今の仕事にもやりがいはあるんですが、もしあの頃に「20代専門の転職サイト」があったら、もっと違う選択肢が見えていたかもしれない、もっと早く、自分の可能性に気づけていたかもしれません。
最近の若い世代は、情報収集力も行動力もすごい。
SNSやYouTubeで転職体験談を見て、気になったサービスをすぐに試してみる。
しかも、転職サイトも「年齢別」「業界別」「価値観別」と細分化されていて、自分に合った道を探しやすくなっていますね。
羨ましいなと思う反面、時代の変化を感じてちょっと感慨深くもなります。
「20代専門の転職サイト」なんて、まるで若さに特化したパーソナルジムみたいだし、その世代だからこそ伸ばせる力、挑戦できる環境をちゃんと用意してくれる。
それって、すごく心強いし、未来に向けて前向きになれる仕組みだと思う。
部下の転職は寂しくもあるけれど、彼の新しい挑戦を心から応援したい。
そして、自分も「もう遅い」なんて言わずに、今の時代のサービスや考え方にもっと触れてみようと思いました。

