昼休み、部下と一緒に近所のカフェへ行って、いつものようにレジで並んで、いつものように自分は財布を取り出して、いつものように小銭を探していました。
すると隣で、彼がスッと手をかざして、ピッという音とともに決済完了。え?と思って彼の手元を見ると、黒いリングが光っていました。
「それ、もしかしてスマートリング?」と聞くと、「そうっす。EVERINGです。最近使い始めたんですけど、めっちゃ楽ですよ」と、あっさり言われました。
なんだその未来感。指輪で決済って、映画の中の話かと思ってたのに、もう現実なんですね。
しかも、彼の動きが自然すぎて、まるで昔からそうしてたみたいな顔してるのがまた悔しかったですね。
こっちはまだ「スマホでタッチ決済できるようになったぞ」って喜んでたレベルなのに、もう指輪かよ。
しかも、さりげなくてかっこよくて、なんかずるい。
そのあと自分の財布をしまいながら、急にそれが「時代遅れの象徴」に見えてきました。
革の質感も、使い込んだ感じも気に入ってたはずなのに、今はただの「かさばる物体」に思えてしまいます。
あの「ピッ」で終わるスマートさに比べたら、なんだか自分がもたついてるように見えてしょうがないです。
帰ってから、ついEVERINGの公式サイトを開いてしまいました。
値段もまあまあするけど、あのスマートさにはちょっと心が揺れます。
カラーもいくつかあって、黒もいいけどシルバーも捨てがたい。
防水だし、チャージも簡単そう。うーん、欲しい。。。

