イヤホンをつけていると、周りの音って本当に聞こえなくなりますよね。特にカナル型やノイズキャンセリング機能付きのイヤホンだと、音楽に集中できる反面、家族の声やインターホンの音なんかも完全にシャットアウトされてしまいます。
私も以前はそういうタイプのイヤホンを使っていたんですが、家で使っていると「呼んでも返事がない!」と家族から怒られることがしばしばありました。確かに、何度も呼ばれているのに気づかず無視しているように見えたら、イラッとされても仕方ないですよね。
そんなわけで、これはちょっと考え直さないといけないなと思い、いろいろ調べた結果、オープンイヤータイプのイヤホンを試してみることにしました。耳をふさがない構造で、周囲の音も自然に聞こえるというのが特徴です。
私が選んだのは「イヤカフ型」と呼ばれるタイプで、耳に引っ掛けるように装着するスタイル。見た目もスタイリッシュで、ちょっとアクセサリーっぽく見えるのも気に入っています。
実際に使ってみると、これがなかなか快適。音楽はしっかり聞こえるし、同時に家族の声やテレビの音もちゃんと耳に入ってくるんです。これなら呼ばれてもすぐに反応できるし、家族とのトラブルも減るかなと安心していました。ところが、思わぬ落とし穴があったんです。
ある日、リビングで音楽を聴いていたら、家族から「なんか音漏れしててうるさいよ」と言われてしまいました。え?と思って自分では気づかなかったんですが、確かに耳に密着していない分、音が外に漏れていたようです。
電車の中でよく聞く“シャカシャカ音”ほどではないにしても、静かな部屋では気になるレベルだったみたいです。これはちょっと盲点でした。
とはいえ、外の音が自然に聞こえるという点では、オープンイヤーイヤホンは本当に便利です。家事をしながら音楽を聴いたり、子どもと会話しながらラジオを流したりと、生活の中に自然に溶け込んでくれる感じがします。
完全に音に没入したいときには向いていないかもしれませんが、日常使いにはぴったりだと思います。
ちなみに私が購入したのは、Ankerの「Soundcore C40i」というモデル。軽くて装着感も良く、バッテリーの持ちもなかなか優秀です。Bluetoothの接続も安定していて、スマホとの相性もバッチリ。
音質もこの価格帯にしては十分満足できるレベルで、コスパの良さを実感しています。
音漏れにはちょっと注意が必要ですが、家族との関係を円滑に保ちつつ音楽も楽しみたいという方には、オープンイヤーイヤホン、特にイヤカフ型はおすすめです。使い方次第で、生活がちょっと快適になるかもしれませんよ。

